いつまでもこういうの恋愛話が好きです。
<ハチミツとクローバー> ずっと前から見ていました。
あの頃、18歳だったかな。一番恋がしたい年でした。
大学の頃、こういうの恋がしたい!こういうの生活を過ごしたい!
私、そう思いました。
竹本はハグのことが好きですが、ハグはずっと森田のことを見つめていた。自分を選ばれてはずはないけど、ちゃんとハグに気持ちを伝えました。ハグにとって、竹本はもちろ大切な親友であり、失うなんていやですよね。言っても言ってないでも、竹本の気持ちはハグもちゃとわかっているはずです。私そう思うです。
一生に答えてくれない感情は、意味があるのかな?
簡単に答えられないでしょう?誰かが好きになっちゃって恋に落ちて、少しでも自分も変わるよね。誰かのため真面目になって優しいになって、誰かのためなら頑張れるって、それはいいことじゃないでしょうか。
ハグに出会ったハグに好きになったからこそ、竹本は竹本の道を選んだ。
竹本の状況は私に少し似てるかも。大学に入っていてもずっと迷った。周りの人たち才能があり、したいことがあり、夢があり、自分はこれから何をしたいどこへ行きたいまったく知らなかった。まるであの青春の塔みたい、揺れて揺れて倒れそうでも倒れない感じ。
竹本が言った
”気づいたんだ なぜ迷うか
地図がないからじゃない
俺にないのは 目的地なんだ”
名言だ、これ。
私の周りも、みんなちゃんと勉強している、仕事をやっている、目的地へ進んでいる。まだ社会人になったばかり、もういろいろ大人っぽい考えをしていた。家を買う、出生する、金を稼ぐなど。なんか自分だけでまだ迷ってる、情けないな。竹本は目的地がないけど、自分が好きなものちゃんとわかっていた、それがものを作ったこと。私、そういうのあるのかな?
ハグや森田、2人も才能が持つ人間。当然、2人はお互いの才能に引かれていた。
才能って、生まれつきものなんだろう?好きでも嫌でも一生に付かれてものだ。じゃ、才能がある人たちは、ホントに幸せだったのかな?
個人的、好きなことをうまくできて褒められて、それはホントに最高です。
でも、期待されてのは彼たちにとってホントに嬉しいのかな?もうその才能は自分のものじゃない、他の人のための存在になってしまった。それをどう使えば自分の権利じゃないですか?
ハグはただ絵を描くことが好き。なのに、周りの人たちはだんだん勝手に期待を彼女の肩に落とせて。ただ好きなところで大好きな絵を描く、それが悪いの?もったいないってずるいって言わさせて、ずるいのはあなた達じゃないの?自分にいないもの自分ができないこと、誰かが叶えて欲しいなんですよね。
森田忍、ある意味で悲劇な男です。お父さんは親友に裏切って会社を奪われて、お兄さんは自分の才能を嫉妬して、復讐するつもりのないがお兄さんを止められない。
いつも無茶なことをして、でも一番優しいのは彼です。
あゆが真山のため泣いてたとき、森田がいつもそばにいて手や肩を借りた。
私が落ち込んでいるとき、こんな親友が欲しいな。
何も言わず、ただ帰り道で手と手を繋ぐ歩いていこう。
忍の辛さより、お兄さん 薫のほうがわかる。
小さい頃お父さんの目の前に映ったのはいつも忍だけ、紙飛行機を飛ばす時、そしてケガをして時もそうだった。忍を心配で病院へ飛ぶお父さんの後姿を見つめて、ねぇ、僕もケガをした僕も痛いよ。何で気づいてないの?何で忍だけの?
ここまで見たら、涙が止まらない、ただ泣き続けた。
“父さん オレはずっと忍が… そして父さんがうらやましかった だって父さんオレは なんにも持ってないんだもの ――そう オレだって 自分にも 自分しかできない事がきっとあるって 思いたかった”
この世は、残酷だった。
つづく.....